日焼け止めの「SPF・PA」の使い分け

そろそろ梅雨が明け、これからの季節は外出する機会が多くなるのではないでしょうか。

 

やはり気になるのは紫外線対策ですね。

 

日焼け止めは、通年で使用した方が良いとされています。

特に、紫外線が強くなる5月以降の夏季は必須です。

 

日焼け止めを選ぶ際の指標となる、「SPF」「PA」はそれぞれ違う意味があります。

 

 

「SPF」はどのくらいの時間、シミやそばかすの原因となる紫外線B波を防いでくれるかの数値です。

SPF50の場合、日焼け始めるまで50倍遅らせますよという意味を持ちます。

10分で日焼けする人、20分で日焼けする人など、日焼けは個人差により様々です。

特に、肌が赤くなった後に黒くならない人は、黒くなる人より紫外線に対して皮膚が敏感な体質だと言われています。

長時間の外出の際、塗り直すタイミングに気をつけなければいけません。

 

続いて、「PA」はシワやたるみの原因となる紫外線A波に対する防止効果の強さを示します。

「PA+」など、「+」が多い程、効果が強くなります。

この紫外線A波は、曇りの日や屋内にいても届いてしまう紫外線で、なおかつ年中安定して降り注いでいるので、注意が必要です。

 

しかしながら強い日焼け止めには、紫外線と化学反応を起こし、その作用で紫外線を防止する成分が使われていることが多いです。

敏感肌の方はノンケミカルの日焼け止め、もしくはSPFが低めの日焼け止めを使用した方が肌刺激が少なく済みます。

 

余談ですが、ハワイにおいて2021年よりサンゴ礁に有害な物質を含む日焼け止めが販売禁止になります。

SPFが強い日焼け止めに含まれている「紫外線吸収剤」も含まれます。

ただし、日本からの持ち込みや現地での使用は規制されないので、「持って行って使う分には大丈夫。」ということになります。

日本でも言えることですが、海水浴やマリンスポーツをする際は、自身の肌への影響や、環境への配慮なども念頭に置いて楽しみたいですね。

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