春と東洋医学

桜の時期も終わり、20度を越えるような日が続くようになってきました。

しかし、まだまだ朝冷える日があったり、突然曇が出てきて突風や雨が降り出したりと気候が安定しません。

このような時期は、気象痛に悩まされたり、環境の変化に体がついていけずに体調を崩してしまうなど、様々な症状が出る時期です。

 

東洋医学では、春は「肝(臓)」の季節、気の張った状態が続くと「肝」が弱り、自律神経が乱れ、体調不良やケガの原因になってしまいます。

さらに「肝」は「筋肉」と関係があるため、「肝」が弱るとギックリ腰や五十肩などを引き起こしやすくなってしまいます。

 

また、スポーツ選手は冬季のトレーニングから試合シーズンのトレーニングに切り替わり、よりスピードを重視したトレーニングに移行していきますので、注意が必要です。

気温も高くなり、徐々に体が動きやすくなってきますが、心と身体のバランスが崩れてしまうと肉離れなどのケガにつながります。

最近調子が良いな、思っていたより記録が伸びた、などの時は要注意してケアを徹底していかないと思わぬ落とし穴が潜んでいるかもしれません。

 

鍼灸治療は、自律神経の調整を促します。ご自分でも行える置き鍼やお灸も販売しておりますので、是非ご自宅でのセルフケアにもチャレンジしてみましょう。

陸上競技シーズン到来

4月に入り、新たな年度がスタートしました。

 

陸上競技のトラック・フィールド種目は、これから秋までが試合のシーズンとなります。

 

名古屋大谷高等学校・陸上競技部のトレーナーとなり、今年で3年目に入ります。

「競技人生を豊かにしてもらいたい。そして現在の部活動の経験を、今後の人生に生かしてもらいたい。」そのような想いで活動をしております。

 

愛知県のメイン競技会場は、瑞穂区にある「パロマ瑞穂スタジアム」です。

 

名古屋グランパスの試合会場であり、また、昨年は陸上競技の日本選手権兼リオ五輪の代表選考会を開催したりと、とても歴史のある競技場です。

 

すぐ横を流れる山崎川は、桜の名所として全国的に有名です。今週末には桜も見頃を迎えると思います。

 

山崎川散策の際に、パロマ瑞穂スタジアムで試合が行われていましたら、是非彼らの勇姿を見てあげて下さい。

 

今年もまた、熱い夏が始まります。

 

水分補給

いよいよ新年度が始まり、各スポーツも試合のシーズンを迎えます。夏でなくても脱水による熱中症には注意しなくてはなりません。

 

成人の体は、体重の約60%が水分でできています。

この水分量のうち、1〜2%落ちると喉が渇いてきます。水分補給をしましょうというシグナルと共に、すでにやや脱水状態になっています。

これを補うためには体重60kgの人だと360ml〜720mlの水分補給をしなくてはなりません。

 

特に激しいスポーツをするような選手の水分補給は、電解質の補給も積極的に行います。

電解質とは、ナトリウム・塩化物・カリウム・マグネシウム・カルシウムです。

電解質の不足は、暑さへの耐性の低下や筋肉がつる原因となります。

 

冷たい飲み物の方が、温かい飲み物より速く腸まで届くので、冷たいスポーツドリンクがベストでしょう。

コーヒーや酒類はカフェイン・アルコールの利尿作用があるため、脱水症を促進しやすいので注意が必要です。

 

また、鍼灸治療を行うと、「免疫力・新陳代謝の向上」が起こります。

治療後に新鮮な水分を摂取する事で、体に滞っていた老廃物や疲労物質などが排出されやすくなります。

 

当院では、治療の前後に水分補給ができるように、デトックスウォーターと日替わりの温かいハーブティーをご用意しております。

フルタイム・セルフケア AT-mini 2

「より強く・より美しく・より良い記録を...」など

日々、己の鍛錬に励むアスリートに、セルフケアに関してご紹介したいと思います。

 

スポーツには突然のケガがつきものです。

受傷時に、何よりも「ファーストエイド」いわゆる応急処置を1分1秒でも早く行えるかが、回復から復帰までの大きな鍵を握っています。

 

捻挫や肉離れを受傷した際には、内出血をしてアザになります。体内で内出血を起こすと、出血により毛細血管を圧迫し組織への栄養供給を減少させ、痛みや筋スパズム(脳からの防御で筋肉に力が入る反応)を起こし、ケガの修復に必要な栄養供給に障害が出てしまいます。

 

そのような状態を軽減するためにはアイシングが一番です。

氷などで患部を冷やすことで痛みをマヒさせ、筋スパズムを軽減します。

痛みを覚えてしまうと、リハビリ時のトラウマになり、受傷前のパフォーマンスに戻るまでに時間がかかってしまいます。

 

 

アイシングを行うだけでも十分な処置ですが、アイシングを行いながら、より回復を早める事ができるセルフケアが「AT-mini 2」です。

 

AT-mini 2 は、患部に粘着パッドを貼り、マイクロカレント(微弱電流)を流す事で、鎮痛効果を促し、損傷した筋組織の治癒を促進する効果が得られます。

アイシングと同時にAT-mini 2を使用する事ができるので、アイシングのみよりも、より効果的に患部へアプローチできます。

 

AT-mini 2はケガ以外にも、トレーニングによる筋肉痛を軽減し、回復を早めるので、好きな時間、好きな場所でセルフケアができます。

 

Halimeliaでは、ケアをする時間がなかなか取れない方にAT-mini 2のレンタルを行なっております。

 

詳しくはお問い合わせ下さい。

高気圧カプセル(酸素カプセル) APF2

 

 

 

 

当院では、鍼灸治療の他に高気圧カプセルを導入しております。

 

カプセル内で気圧を高め多くの酸素を吸入することで、血液中のヘモグロビンと結び付く酸素『結合型酸素』と直接カラダへ溶け込む酸素『溶解型酸素』の両方を増やします。

 

『結合型酸素』は普段の呼吸で取り込む酸素ですが、高気圧カプセルのみ取り込むことができる『溶解型酸素』はとても小さい酸素で、毛細血管の中でもスイスイと通過することができます。これにより普段酸素の届きにくい抹消の組織まで酸素が送り届けられ、代謝が向上し、身体機能の改善や健康体力の維持増進が期待できます。

どんな健康法でも血液中の酸素量は増やすことができません。この酸素を増やすことができるのは高気圧カプセルだけです。

高気圧カプセルでは以下の効果が期待されます。

 

コンディショニング

「体調不良・ストレス・疲れやすい・睡眠障害・倦怠感」

人間の疲労感は、「乳酸」の蓄積によるものと言われています。酸素はこの乳酸を炭酸ガスと水とに分解します。

高気圧カプセルで取り込む溶解型酸素は、ストレスで収縮した毛細血管を通過し身体の抹消へ酸素を供給するため、精神的ストレスを取り除き、自律神経の働きを整えます。

 

美容

「美肌・コラーゲン生成・新陳代謝の促進・ダイエット」

お肌の張りを保つための「コラーゲン」や「細胞」を生み出す為には多量の酸素が消費されます。

血流が滞りがちになりやすいお肌のコラーゲンや細胞へ溶解型酸素を供給することにより、新陳代謝が活発になり、血行を良くし、みずみずしい素肌を蘇えらせます。また、髪の毛にも同様の効果があります。

新陳代謝を高めることにより、筋細胞内のミトコンドリアが活性化し、脂肪が燃えやすい環境を作ります。

 

スポーツ

「疲労回復・コンディショニング・心肺機能向上」

世界のトップアスリートをはじめ、様々なスポーツにおいてコンディショニングや怪我の早期回復に高気圧カプセルが用いられています。サッカーのベッカム選手が高気圧カプセルを使用して骨折を早期治癒したことはとても有名です。

疲労物質である乳酸が運動により短時間で溜まると、疲労感や痛みを感じるようになります。溶解型酸素を取り込むことにより、乳酸の分解を促進させ早期のパフォーマンスアップが期待されます。

スポーツ後に疲労が残っているとパフォーマンスの低下や怪我の原因となります。セルフケアやマッサージをしても取りきれない「疲労」に効果的な方法として高気圧カプセルをお勧めいたします。

 

治癒

「自己治癒力・骨折・捻挫・打撲・肉離れなど」

傷めた細胞の修復には、栄養供給の他に多量の酸素が必要です。患部へより多くの溶解型酸素がいきわたることで炎症を抑えながら自己治癒力を高め、細胞の修復時間を短縮します。

ケガをすると局所的に「腫れ」が生じます。腫れが毛細血管などを圧迫すると、栄養・酸素の供給が減少し、この状態が続くと細胞が死滅してしまいます。そのような患部でも溶解型酸素なら、十分な酸素を供給することができます。

 

60分カプセルに入ると8時間分の睡眠効果、2時間分の有酸素運動を行ったのと同じ効果があると言われています。

 

当院の高気圧カプセルは最新機種なので開口部が大きく、どなたでも楽に入ることができ、内部も広く空間が確保されていて、圧迫感が軽減しております。

 

先日、陸上競技のハンマー投げで日本選手権への入賞経験がある、体格の大きい選手が入った際でも窮屈さは感じられなかったと感想を頂いております。

 

3月12日(日)には「名古屋ウィメンズマラソン」も控えておりますのでコンディショニング調整として是非この機会にいかがでしょうか。

 

ご予約お待ちしております。