梅雨と東洋医学

ブログをお読みくださいましてありがとうございます。

今回は、これからの梅雨の時期について体調を崩さないためのポイントをご紹介いたします。

 

梅雨は雨の日が多く、湿度が高くなる時期です。この湿気が体に及ぼす影響を東洋医学では「湿邪(しつじゃ)」と言います。

湿邪により体内に水分を溜め込みすぎてしまうため、むくみ・食欲不振・消化不良・冷えなど様々な症状が現れやすくなります。

そのため、体の循環に滞りが発生し、自然治癒力の低下や、免疫力の低下で風邪をひきやすくなってしまいます。

運動の得意な方は汗をしっかりかいて代謝を促せますが、そうでない方は食べ物で調整することができます。

ごぼう・にんにく・じゃがいもなどの根野菜は体を温める作用があります。

また、トマト・キュウリ・とうがんなどの夏野菜は体を冷やす作用がありますが、利尿作用もあるので、適度に摂取すると体に溜まった余分な水分を排出することができます。

 

夏バテにならないように、梅雨の時期から体調管理をしてきましょう。

陽気

東洋医学には、「陽気」という言葉があります。

「陽気」とは、身体の表面を流れている「気」であり、身体の機能を動かす原動力となるものです。

必要なだけの「陽気」が身体に無ければ、活動が落ち、倦怠感などが現れます。

 

春は、身体の中で眠っていた持病やアレルギーが吹き出す時期です。

それは、暖かくなるにつれて人の体に備わっている「陽気」が増えるからです。

この「陽気」がうまく発散されないと、皮膚病や神経痛、のぼせ、無気力、不眠などの症状が現れます。

 

そのため、春は心身共にのびのびと過ごし、適度な運動を行い、体内の「陽気」を発散させなくてはなりません。

 

*朝は日の出とともに起きましょう。

早起きをして、身体の活動力を高めます。

 

*適度な運動を行いましょう。

自然のエネルギーを感じられる、散歩など良いのではないでしょうか。

紫外線が強くなる前、朝8時半までの散歩がおすすめです。

実は、紫外線を浴びるとビタミンDが生成されます。

ビタミンDはカルシウムの吸収を活性化させます。その結果、骨が丈夫になります。

ですので、適度な日光浴はとても身体に良いのです。

 

*暴飲暴食を避け、夜は7〜8時間の睡眠が取れるよう、早めにお休み頂くと良いでしょう。

 

春はストレスの溜まりやすい時期なので、趣味の時間をもうけて、活動的な毎日を過ごしましょう。

 

私は、四季折々の花を観賞することが趣味です。様々な花や植物を観賞できるのも、春の楽しみの一つですね。

 

 

春と東洋医学

桜の時期も終わり、20度を越えるような日が続くようになってきました。

しかし、まだまだ朝冷える日があったり、突然曇が出てきて突風や雨が降り出したりと気候が安定しません。

このような時期は、気象痛に悩まされたり、環境の変化に体がついていけずに体調を崩してしまうなど、様々な症状が出る時期です。

 

東洋医学では、春は「肝(臓)」の季節、気の張った状態が続くと「肝」が弱り、自律神経が乱れ、体調不良やケガの原因になってしまいます。

さらに「肝」は「筋肉」と関係があるため、「肝」が弱るとギックリ腰や五十肩などを引き起こしやすくなってしまいます。

 

また、スポーツ選手は冬季のトレーニングから試合シーズンのトレーニングに切り替わり、よりスピードを重視したトレーニングに移行していきますので、注意が必要です。

気温も高くなり、徐々に体が動きやすくなってきますが、心と身体のバランスが崩れてしまうと肉離れなどのケガにつながります。

最近調子が良いな、思っていたより記録が伸びた、などの時は要注意してケアを徹底していかないと思わぬ落とし穴が潜んでいるかもしれません。

 

鍼灸治療は、自律神経の調整を促します。ご自分でも行える置き鍼やお灸も販売しておりますので、是非ご自宅でのセルフケアにもチャレンジしてみましょう。

陸上競技シーズン到来

4月に入り、新たな年度がスタートしました。

 

陸上競技のトラック・フィールド種目は、これから秋までが試合のシーズンとなります。

 

名古屋大谷高等学校・陸上競技部のトレーナーとなり、今年で3年目に入ります。

「競技人生を豊かにしてもらいたい。そして現在の部活動の経験を、今後の人生に生かしてもらいたい。」そのような想いで活動をしております。

 

愛知県のメイン競技会場は、瑞穂区にある「パロマ瑞穂スタジアム」です。

 

名古屋グランパスの試合会場であり、また、昨年は陸上競技の日本選手権兼リオ五輪の代表選考会を開催したりと、とても歴史のある競技場です。

 

すぐ横を流れる山崎川は、桜の名所として全国的に有名です。今週末には桜も見頃を迎えると思います。

 

山崎川散策の際に、パロマ瑞穂スタジアムで試合が行われていましたら、是非彼らの勇姿を見てあげて下さい。

 

今年もまた、熱い夏が始まります。

 

水分補給

いよいよ新年度が始まり、各スポーツも試合のシーズンを迎えます。夏でなくても脱水による熱中症には注意しなくてはなりません。

 

成人の体は、体重の約60%が水分でできています。

この水分量のうち、1〜2%落ちると喉が渇いてきます。水分補給をしましょうというシグナルと共に、すでにやや脱水状態になっています。

これを補うためには体重60kgの人だと360ml〜720mlの水分補給をしなくてはなりません。

 

特に激しいスポーツをするような選手の水分補給は、電解質の補給も積極的に行います。

電解質とは、ナトリウム・塩化物・カリウム・マグネシウム・カルシウムです。

電解質の不足は、暑さへの耐性の低下や筋肉がつる原因となります。

 

冷たい飲み物の方が、温かい飲み物より速く腸まで届くので、冷たいスポーツドリンクがベストでしょう。

コーヒーや酒類はカフェイン・アルコールの利尿作用があるため、脱水症を促進しやすいので注意が必要です。

 

また、鍼灸治療を行うと、「免疫力・新陳代謝の向上」が起こります。

治療後に新鮮な水分を摂取する事で、体に滞っていた老廃物や疲労物質などが排出されやすくなります。

 

当院では、治療の前後に水分補給ができるように、デトックスウォーターと日替わりの温かいハーブティーをご用意しております。