「鍼(ハリ)」のいろいろ

こんにちは。3月に入り、花粉の飛散予報が気になる今日この頃です。

 今回は、私たちが使用する鍼(ハリ)についてご紹介いたします。

 

鍼灸は古代中国より発祥し、現代では世界中に広がり、様々な手法が生まれてきました。

鍼には様々な種類があります。

 

大きく分けて、身体に刺す鍼と刺さない鍼があります。

 

まず鍼と聞いて最初にイメージする鍼は、身体に刺入する鍼でしょう。

 

刺入する鍼では、長さや太さ、形状の違いで様々な症状に合わせて使い分けています。

今日、日本で使用されている鍼のほとんどは、日本発祥の痛みの少ない細めの鍼で、「和鍼」と呼ばれたりする鍼です。対して古来の鍼は「中国鍼」などと呼ばれる現代の鍼とは比較にならない程の太い鍼を使用していたようです。

 

その鍼を、ツボや経絡の流れに沿って打ったり、コリや筋肉の張りに対して施術していきます。特に美容鍼灸では、極めて細い鍼を用いて、痛みや内出血の可能性を最小限に納めます。

 

 

一方で刺さない鍼(接触鍼)という鍼があります。棒状やローラー状の鍼で、皮膚表面に押し当てたり転がしたりという手技になります。

 

刺さない鍼での施術は小児鍼が有名です。

夜泣き、かんむし、おねしょなどの小児期でみられる症状に対して施術します。

 

私の長男(5歳)は便秘がちなので、毎晩お風呂上がりに小児鍼をして便秘予防をしています。また、イヤイヤ期など急にかんしゃく起こす時期にも有効なので、一石二鳥と思ってローラー鍼をコロコロしています。

 

当院の施術では、お一人おひとり体質が異なるため、鍼の太さを細かく調整して施術します。皮膚の弱い箇所や美容鍼の仕上げなどでは刺さない鍼を使用し、様々な鍼を使い分けて施術しております。

 

十何世紀もかけて日本人に合った最適な鍼灸技術が進歩してきました。

今回ご紹介した鍼は大昔から形が変わっていません。それは、あらゆる症状に効果的だから材質は変われども形が変わらないと私は考えています。

 

歴史が長く、生涯勉強と言われる鍼灸道ですが、なるべく患者様の疑問に答えられる配信を続けていきたいと思います。